※ボトル画像は、イメージ画像です。
シルヴァー・イーグル・ヴィンヤードは、オキシデンタルの町より北、ロシアン・リヴァー・ヴァレーの中央部西端に位置し、畑内をグリーン・ヴァレーの境界線が通ります。ソノマ随一の栽培家・故ユリシス・ヴァルデスが所有していた畑ストーツ・レーン沿いにあります。また、マイケル・ブラウンのCIRQ.を造る畑のひとつトゥリー・ハウスもこの東側の丘に隣接しています。
シルヴァー・イーグル・ヴィンヤードは、多くの生産者が葡萄を求めるソノマ・コーストのピノ・ノワールの優良畑で、畝毎にクローンが分かれており、その畝毎を選ばれた生産者が契約栽培を依頼しています。リヴァース・マリーが、契約栽培を依頼している区画は、3つの個性が異なるクローンがあり、そのコンビネーションが複雑味を出しています。
使用しているクローンは、この3つです。
1.カレラ・クローン:カリフォルニアにおける歴史的なクローン。もとは、ブルゴーニュからです。
2.VR・クローン:ブルゴーニュ、ヴォーヌ・ロマネ(VR)のラ・ターシュからと言われています。
3.スワン・クローン:ロシアン・リヴァー・ヴァレーに、1900年代中期ジョゼフ・スワン氏が植えたクローン。もとは、ブルゴーニュからです。
醸造については、リヴァース・マリーの中では多めの10~15%全房醗酵、そして、熟成時のフレンチオーク樽(新樽15%)と意図して新樽を減らしています。
青、赤、黒系のベリーミックスが特徴です。非常に薫り高く、スパイス、土っぽさ、ミント、煙草、ポプリなど、ピノ・ノワール典型の複雑さが楽しめます。2019年は、特に清涼感とブルー系果実が複雑で長い余韻が感じられます。数年の瓶熟でこなれてきます。生産量は、350ケースです。
醸造は、手摘みされた葡萄を除梗し(一部とても良い房だけ梗を残しておく)、コールド・ソーク(低温浸潤)を、表面が乾かないように注意しながら、約7日間10℃で行います。5日目に冷却装置を止め、自然に温度の上昇を待ちます。7~8日目には、醗酵が始まり、自然のまま醗酵を待ちます(涼しい年は、3日で終わってしまうことも、10日間続くこともあるそうです。)。
フリーランジュースとプレスジュースを一晩寝かせてから、樽に移し、マロラクティック醗酵は大体10か月位で終わります。澱を自然に落とした時点で、初めてSO2を少量入れます。初夏にブレンドを決め、次のヴィンテージの収穫前に瓶詰します(ノン・フィルター、人工的な澱引きはしません。)。約半年休ませ、年が明けてから、春頃にリリースします。
原語表記:
Rivers Marie Pinot Noir Silver Eagle Vineyard Sonoma Coast[2019]
ワイン生産地: アメリカ/カリフォルニア/ソノマ/ソノマコースト
品種: ピノノワール100%
容量: 750ml
ワイン分類: スティル ワイン
色: 赤ワイン
軽-重: 重口
Wine Score:
ワイン アドヴォケイト: -点
ワイン スペクテイター: 93点
Awards: 2022年ワイン・スペクテイターTOP100【第94位】